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| 今回ご紹介するのは、木造の2階建て住宅。木の素材感が最大限に活かされた、静岡県浜松市にあるS様邸にお邪魔しました。コンパクトでシンプルなお住まいに空間を広くみせるポイントを伺いました。 |
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| 第一条件は、絶対に建築家にお願いしようって決めていました。家を建てることも、できた家に住むにしても、遊びゴコロやユーモアをとても大事にしたかったんです。家づくりに関して深い知識があってそう決めたわけではなく、建築家の方なら夢を叶えてくれるし、楽しく家づくりができそうかなって単純にそう思ったのがきっかけです。家を建てようと決めてから、実際にたくさんの建築家の方にお会いして、なんだかしっくりこなかったのでハウスメーカーも検討しました。保証や安全性なんかを考えると、ハウスメーカーさんの方がよかったんですよ。でも、どうしても「夢」が叶えたかったんですよね(笑)。 |
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開放的であたたかい「リゾート地にいるような気分」を自宅でも味わえたら…。それが夫婦の夢です。どこそこのリゾート地がいいとか、リビングは○○ホテルみたいに…なんていうのではなくて、もっとメンタルに訴えるものです。聞いてる人には漠然としるように感じるかも知れませんね。だから何人かお会いした建築家の方のプランもしっくりこなかったんだと思います。
「あっ、面白そうだな」というプランはいくつもあったんです。でも、オシャレで素敵なお店に行く時の気分だったんですよね。住まいととらえるとカッコよすぎちゃって…。私たちが求める“リゾート”というのは、自然体が一番良く似合って、気分がリラックスできる空間ということです。それをすごくよく理解してくださったのが建築家の青木さんでした。じっくりお話を聞いてくださる姿勢、提案してくださるプランをみて「この人なら夢を叶えてくれる!」そういう安心感がありました。 |
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1階には寝室とサニタリー、和室があります。将来は親と同居することを考えて、玄関やサニタリーへの移動がしやすいようになっています。2階はLDと子供部屋。LDを2階に設計したのにはちょっとした仕掛けがあるんです。
わが家はそれほど広い敷地とはいえませんので、外の自然や景観もLD空間の一部として取り入れてしまおうという発想がありました。高台に建っているのでロケーションが抜群!リビングの窓からみえる自然や景色が爽やかで気持ちがいいですね。あとは、LDの天井を高くて、間仕切りを少なくしました。家具も全てつくりつけにすることで、統一感が出てスッキリとした印象にまとまっています。
素材は「木」を使ったことであたたかさが感じられて気に入っています。自然素材は古くなったり、キズが残ってしまっても、それが味わいとして深みを増してくるところがいいですね。 |
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| 住んでいて楽しかったり、気持ちがよくて心が満たされることはあっても、リゾート地にいるという感覚はないですね。私たちにとってはやっぱり、自宅ですから(笑)。ただ、住んでみて思うことは、家という器をリゾート化するのはとても簡単だということ。お金を払えばその夢は買えるんですもの。でも、そうじゃなくて、楽しみ方がリゾートっぽいというか、心のゆとりが生まれるような住まい方をしていくことが大事じゃないかと思います。将来のことももちろん大切ですが、今、この時間をどれだけ楽しめるかということをこれからも、もっと大事にしていきたいですね。 |
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| 取材:平成14年12月 |
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